デニス・ロッドマンと探偵
ロッドマンという男
彼はNBA史上最高のリバウンダーとも呼ばれる男です。派手な得点シーンが目立つプロバスケットボール界において、『得点?何それ』ともいうような態度をとり、リバウンドとディフェンスという、地味な裏方仕事に徹したプレイヤーでした。そして、NBA史上最高のリバウンダーであると同時に、NBA史上最高のトラブルメーカーだったのです。派手な髪型、プロレスに挑戦、本を出版、と、日本でも非常に人気のあるプレイヤー。
悪行?の数々
彼が最初に所属したチームは『デトロイト・ピストンズ』です(ピストンズは長い苦闘の末、2003-2004シーズンについにNBAチャンピオンに返り咲きました。ロッドマンに似たプレースタイルを持つ『ベン・ウォーレス』が所属しているのは偶然でしょうか)。当時のピストンズは『バッド・ボーイズ』と呼ばれ、ラフなプレイで相手を圧倒していました。しょっちゅう対戦相手を怪我させたり、喧嘩して退場になったり、『バッド・ボーイズ』晩年には試合終了前に引き上げてしまったり。そして、ロッドマンの奇行?はトレード後も止まりません。審判に頭突き、客席にボールを蹴り込む、カメラマンの股間をヒット、彼は皆が出来ないありとあらゆることをやってのけ、試合を見ている我々を『楽しませて』くれたのです。
やあ、私は私立探偵だ
ロッドマンはある時言いました。『人はロビンソン(ロッドマンのチームメイト)がオラジュワン(NBA屈指のセンター)をどのようにあしらうかを見たくてチャンネルを合わせるのではない。人々は俺が次に何をしでかすかを見たくてチャンネルを合わせたのだ』(ロッドマン著:ワルがままに)
彼の行動を理解してくれたコーチやチームメイトもいます。そして、彼の言う通り、人々はロッドマンの破天荒な行動を毎試合楽しみにしていました。しかし、そのとんでもない行動の数々に眉をひそめたリーグ側は、探偵を雇って彼を尾行させたのです。
『俺の所へきて「私は私立探偵だ」とは誰も言わなかった』(ロッドマン)
『デニス・ロッドマンと探偵2』へ続く